修理実績

今回は、wolverineブーツの修理です 。 1000マイルブーツ!「1000マイル(約1600キロ)歩いても壊れない」と言われています。 ソールとアッパーは、頑丈なのに履き心地は、シルクのようと当時のワーカーには、言われていたそうです。 最近ウルバリンブーツ触る機会多かったのでわかったのですがソールのレザーにオイルをかなり含ませたソールになってます。それが1000マイルの秘密の一つじゃないでしょうか? そんなウルバリンのブーツの今回の修理は、ビンテージスチールとハーフラバーソールです。 オイルが入ったレザーは、ハーフラバーを貼る際の接着材と相性めちゃくちゃ悪いです。なのでオイルレザーは、接着材がしっかり反応させる為にオイルレザー用プライマーと言う溶剤が必須です。 今回のハーフラバーは、vibram2025ソール [caption id="attachment_4233" align="alignnone" width="300"] オウム貝の様なデザインで厚みも厚めです。[/caption] ブーツ系に合うと思い入荷してましたが初めて受注があり付けましたがカッコイイですね。 ビンテージスチールアンティークとの相性も合いますねー ちなみにセットでトップリフトもございます。 是非お試しあれ    
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さて今回は、ネット注文で依頼を頂いたBIRKENSTOCKのオールソール交換依頼です。 結構古いお品らしくかなり削れが激しいですがなんとか形にしてみます。 今回のお品は、こちら 一見普通に交換出来そうに見えますが少し複雑です。 まずビルケンの靴は、嵌め込み型のラバーソールな為同サイズの純正ラバーでないと元には、戻りません。なのでカスタムになります。 スポンジ板を使い上手く形成していきます。 [caption id="attachment_4142" align="alignnone" width="300"] 側面ですがステッチダウン製法のような形でアッパーの革をウエルトがわりにして縫い付けます。ただしラバーのソールに縫い糸が見えている為ラバーの側面に溝を作りアッパーと縫い付け側面から糸が見えるようにしてあります。[/caption] 一度バラしてスポンジを貼り付けて側面溝作って同じ様に縫い付けても良かったのですが、、、 ビルケン特有のコルクインソールがあると仮定してバラすのは、危険な感じがした為今回は、写真のようにラバーソールの縫い糸部分ギリギリを残してそこからスポンジソールを作り上げようと判断いたしました。 何故危険な雰囲気を感じたかと言うと靴の側面外側と内側に秘密があります。 こちらが外側 こちらが内側 一見気づきにくいですが内側の側面の方が曲線になっています。 外側は、曲線よりフラットな線に見えます。 これが気になったのです。 では、削って行きます。 やっぱり!! コルクインソール特有の踏まず部分が盛り上がっている形状が底面から見るとエッジになっているのです。 これ完全にアッパーとラバーをバラしていたら余計複雑化させてました。 ここからスポンジで形成を始めて元のラバーソールの厚みに合わせてスポンジを重ねて制作していき一番底に来る最後のスポンジは、ビルケン用のスポンジ板て仕上げました。 また5mmくらい残したラバーをウエルトに見立ててスポンジを付けた為スポンジの白と汚れたラバーの色合いが違い過ぎてしまう為スポンジ色に合わせてラバーも着色いたしました。 仕上がりがこちら お客様も大変喜んで頂けたので私も喜ばしかったです。 こういった靴も是非当店にお持ち下さいませ。  
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今回は、RED WING ベックマンカスタムオールソール交換の御依頼でした。

ベックマンと言えばソールにハーフラバーの登山ユニットが使われていますがこれがよく加水分解されてハーフラバーだけぼろぼろになる現象がよくありますよね。 先日材料屋さんと話しててその話題になりましたが加水分解してぼろぼろになりやすいラバーとなりにくいラバーがあるそうです。 確かにぼろぼろになるラバーは、いつも同じ種類です。 ラバーには、硬度と軟度があります。 一般的にゴムは、硬い方が削れないでしょ?ってよく言われますし修理屋さんに行くとトップリフト交換お願いするとより硬い材質の物もございますとススメられる事もございます。 実は、ラバー硬ければ耐摩耗性が高い訳ではないのです。 軟度と硬度のバランスが耐摩耗性を高めていくので硬いだけのラバーは、逆き削れやすいのです。 また硬いラバーは、加水分解すると割れが始まります。 靴修理屋は、そうした謳い文句でやって来た部分が昔からあります。 今は、材料や技術の質を高めているようなお店も増えて来てましたね。 さてさて本題に戻りますが今回は、ベックマンのソールからvibram269ソールに交換です。269は、セットのトップリフトが販売されてない為形が近い物で対応いたしました。 この靴のハーフラバーも加水分解が始まってました。 まずは、ミッドソールを残し剥がします。   ミッドソールの状態が良いので流用したいのですが糸外して縫い直しじゃ接着力も弱まってるのでミッドソールも外して綺麗に処理して再接着します。 再接着したら縫い付けます。今回は、ミッドソールで縫い付けラバーソールは、セメンテッド製法にします。 乾燥させ接着します。 今回は、革の積み上げ希望との事なので革積み上げにします。 当初は、積み上げ革3枚でしたが少し低いような雰囲気でしたので1枚サービスで4枚積み上げにしました。 積み上げのブロックヒールやミッドソールには、革と革に似たナンポウヒールやミッドソールがあります。ベックマンのミッドソールは、ナンポウでしたが仕上がりが綺麗に革の目が出る革を主に使います。革の方が高価です。 そしてブロックヒールを整えてトップリフトをつけます。 仕上がりがこちら! vibram269カッコいいですね! ベックマンのソールの方が厚みが厚いように感じましたが計測するとほぼ変わらずでした。 今回の様なお店で確保していないソールも可能な限り取り寄せいたします。 ネットで写真を拾って頂き見せて頂ければ取り寄せ可能かお応えいたします。  
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さて今回は、A ldenチャッカブーツのレザーオールソール+ビンテージスチールをさせて頂きました。 底付け前 さあ今回は、ダブルソール中間のミッドソールとアウトソールの2枚の革で厚みが増すソールです。 ダブルともなると手縫いで行う私の手との勝負となります。 まずは、リフトを剥がしソールも剥がして行きます。 完全剥がします。 ここでコルクの上に乗っかっているのがシャンクと呼ばれる部品です。 靴にとって重要な部品でありシャンクは、靴によって様々な形や素材があります。木製のウッドシャンクなどありまたシャンクを配置する箇所もブランドによって様々ですがアメリカ靴は、コルクの上に広めの鉄製シャンクがよく見られます。 このシャンクが靴の中で折れていたりすると色々な障害が起きます。 なのでシャンクを交換したいとなってもこの様にソールを剥がさなければ到達しない場合が殆どとなります。 それでは、縫い糸を全て外していきます。 全て両足取り終えたので新たに新規コルクを作成して敷き詰めていきます。 そして今回は、ダブルソールなのでまずは、ミッドソールから貼り付けていきます。 当店接着材の乾燥時間を重要視してますが今回は、 ダブルまで一気に進めて形成しながら乾燥します。 ダブルは、重厚感がありますねー! 乾燥させた後底縫いをしたいのですがビンテージスチールをオプションで頂いている為縫う前にビンテージスチールの形を作って行きます。 ここから縫い糸のチャネル(溝)を掘り縫っていきます。 縫い付け完了後整えてソール着色やスチールなどを取り付けて行きます。 A ldenと言えばナチュラルな色合いですがビンテージスチールがアンティークカラーなのでバーガンディに合うブラウンにさせて頂きました。 リフトを付け飾り釘を打ちます。 飾り釘は、メッキでなくブラス(真鍮)を使います。 この状態で釘をカットして削ります。その際釘を削っても真鍮釘は、ゴールドの輝きで仕上がります。 そして完成がこちらです。 底付け後 最後にクリームを入れて完成! 修理価格 レザーオールソール¥15000- オプションミッドソール(レザー)+¥3000- ヴィンテージスチールオプション¥1500-※レザーオールソールの場合つま先スチールセット価格になります。 修理期間 約1ヶ月程    
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今回は、timberlandイエローブーツのオールソールの御依頼です。 ティンバーランドは、靴修理屋泣かせブランドの一つですねー 何故か? 接着のつきが非常に悪いんです...また一度剥がれると何故かソールラバーが凄く伸びてしまったかのようにsizeが変わります。 こんな風に合わせてみるとソールが伸びてるように見えます。 ティンバー修理は、剥がれたソール再接着もよく来ますがこうなったしまったらカカト側に合わせて貼り付けて余分な部分は、削って整えます。 そして今回は、オールソール 交換なので新規ソールになります。 剥がれかかってたので剥がしてみると こうゆう風になってます。接着がつきにくいの実は、右側の土台です。 ソールラバーが伸びたのでは、なく土台が縮むんじゃないかと思います。 さらにこの土台の難しい部分は、接着剤のつきが悪いって部分です。 くっつきの悪い材質は、他にも色々ありますがその時は、プライマーと呼ばれるつきの悪い材質をつきやすくする溶剤を使います。 プライマーは、材質によって種類があります。 なのでどの材質にも一つのプライマーで対応出来るわけでは、ありません。 材質の見極めからそれに対応するプライマー選びがちゃんと出来るお店でないと剥がれがおきます。 再接着って実は、奥が深く修理経験浅い方は、一番理解出来ずに安易に接着剤のみの接着力でつけてしまい後ですぐ剥がれる現象が起こります。 自分も修理を始めた頃は、まさにそんな時期がありました。 なのでお客様の中で修理を出してすぐ剥がれたなど経験された方もいるのではないでしょうか? 更にデスモジュールと呼ばれる接着剤に入れる接着力増強剤も使って更に強めて貼り付けしてます。 そして完成は、こちら 結構マニアックな事書きましたが靴修理は、接着剤塗って貼って削るだけと思われがちなので接着をするだけでもこれだけの感覚が必要となる事を知っていただけたのでは、ないでしょうか? ラバーオールソールセメンテッド仕上げ 修理価格¥11000〜      
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今回は、jalan sriwijayaのオールソール交換です。 ソールは、ダイナイトラバーソールグッドイヤー製法です。 底縫いの糸は、全体的に擦れていませんでしたが削れる箇所である丁度真ん中らへんの丸い部分が大分擦れて柔らかくなっています。 今回は、お客様とお話して違うラバーソールの交換に致しました。 vibram2870ソールです。真ん中部分に出っ張りがあるラバーソールです。 リッジウェイソールの類似したvibramソールラバーです。 ゴルフ用に設計されたデザインです。 縫いをかけてリフトを付け仕上げた形になります。 ラバーソールは、色々な種類がある為一味変わったラバーソールを楽しむのもありです。 今回は、ダイナイトソールからvibram2870ソールへのカスタムオールソールでした。 修理価格¥14000〜
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  今回は、カスタム修理の御紹介になります。 UGGのブーツのカカト部分は、スポンジ素材になってる為特にカカト部分がすり減りやすいです。従来の修理方法は、すり減ったカカト部分に似た色のスポンジを貼り付けて修理しますがそれじゃつまらないとの事でカスタムいたしました。 この様にカカトが削れてしまってます。そこでカカトを直すついでにスポンジを着色しました。 そして靴底には、ドットパターンの4mm厚程のラバーを貼ります。 側面から見るとカカトすり減り部分を上手く使って赤いソールラインで仕上げました。 更に 王道なムートンのカラーですがベージュ靴底には、 ネイビーカラーで仕上げました。カカトのスポンジ部分を着色出来た為色のバリエーションは、色々考えれます。またゴム底になる為耐摩耗性もよくなります。 ただし若干重さが少し増します。 このドットパターンラバーは、カラー5色あります。 左からブラック、ベージュ、レッド、グリーン、ネイビー 修理価格¥6800〜7500- 是非機会がありましたらお試し下さい。  
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CARMINA

カルミナの歴史は1866年にマティアス・プハーダス氏がマヨルカ島のインカで始めたオーダーメイドの靴を作る小さな工房に遡ります。その数十年後には、彼の息子であるマテオ・プハーダス氏も父の影響で靴作りに携わるようになり、1905年にはバレアレス諸島で初となるグッドイヤー製法の工場を設立させました。1961年に創業者の孫にあたるホセ・アルバラデホ・プハーダス氏によってスペインで有数の靴メーカーに登りつめました。1997年には高級靴を求める声が高まりホセ氏は妻と子供達とで生まれ故郷のマヨルカ島で新しいブランドを立ち上げました。『カルミナ』と名付けられたそのブランドは、世界に通用する靴を作る事を掲げ、最愛の夫人の名前から命名されました。

修理内容

vibram2055オールソール 

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COLE HAAN

歴史は、トラフトン・コールとエディ・ハーンこの2人の兄弟靴職人から誕生しました。質の良いものだけを作ろうという思いのもとコールハーンはスタートすることとに。

1928年に創業

設立からメンズシューズのみを扱ってきたコールハーンですが1979年、レディースシューズの取り扱いも開始します。カラフルでファッション性が高いデザインに加え品質の良さも評判となり、女性からの人気も獲得します。1982年にはアメリカのみにとどまらず、世界中に店舗を持つようになります。

また1988年NIKEに買収されその後は、革靴なのにスニーカーの様なラバーソールを採用したりとNIKEのノウハウも組み合わされた作品が続々と出されます。

確かに一体型のラバーソールだと軽量化も叶えられる作りになってます。

修理内容

トップリフト交換

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JOHNSTON & MURPHY

英国からアメリカに移り住んできた靴職人のウイリアム J.ダドリーは1850年、アメリカのニュージャージー州ニューアークで会社を設立する。

その後1884年にジェームス・ジョンストンとウイリアム・マーフィーがパートナーとなり

【Johnston & Murphy】ジョンストン&マーフィーが設立

当時のアメリカ大統領ミラード・フィルモアに愛用されて以来、リンカーン、ルーズベルト、ケネディ、ニクソン、オバマなど歴代大統領の靴を作り続けています。そのことからジョンストン&マーフィーの靴は、歴代大統領に愛された靴と言われています。

作りは、イギリスの様なスタイリッシュな作り込みが細部に感じます。

修理内容

ラバーオールソール交換

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