さて今回は、前回のクラックになってしまう条件を書きました。
では、逆にどうしたらクラックになりにくくなるのかを考えていきます。
色々なやり方があると思いますがまずクラックがなりやすい箇所そう履きジワ部分です。ここのクラックがとにかく多いのですがこの曲がってしまう部分を伸ばす事から考えましょう。
一番は、シューキーパー又は、シューツリーを入れます。
シューツリーもピンキリで種類があります。
安い物だとプラスチック製の物
木製の安い物もあります。
こだわりのある方だとこうゆうシューツリーもあります。
値段も100円〜1万以上の物まであります。
シューツリーについては、またいずれ書きますが
とにかく靴の履きジワを成形するようにsizeにあったシューツリーを入れておく事が履きジワを改善いたします。
逆にだいぶ履きジワが強くなって放置していた革は、シューツリーを入れても成形されにくくなる為靴を買うのとセットにあると良いと思います。
次に磨きですが革靴は、靴墨(シュークリーム)やデリケートクリームを販売の方に進められる事がよくあります。
確かにないより使った方がもちろん良いのですがふと疑問が、、、
ワークブーツ系の磨きって経年変化を楽しんだりオイルレザーを使われていたりでよくデリケートクリームより油分重視でミンクオイルなど使います。
クラフトでもよく油分を使います。
そうゆう方の靴でクラックをあまり見かけないです。
これビジネスの革靴の磨きであまり使われていませんよね。
革靴は、乳化性クリーム主体ですがロウが入っていたりする為比較的光らせた見た目を重点にあるような気がします。
当店は、磨きをうける際革靴の履きジワに馬油を少量指で塗り込みます。
馬油を使う理由は、上質な油である上に油分率が90%以上使えばわかりますが指の温度で溶けるレベルです。
それを革に少しつけただけで浸透するのが目で見てわかります。
乾燥させた後通常の磨きを行います。
これにより革にしなやかさが少し戻ります。
通常磨きでは、しない工程ですが当店磨きの概念より永く愛用出来る事を重点に考える為の一工夫で行なっております。
次になるべくホコリや湿気にさらされない場所に保管する事!
こういった手間をかけて育てるように靴を扱うとクラックは、なりにくくなると思われます。
ただこうゆう手間が面倒な部分だと思われる方もいらっしゃいますのでそうゆう時は、革靴メンテとして当店に2〜3日預けて下さい!
休ませるのと栄養を与えます。
修理だけじゃなく磨きメンテとしても御利用頂ければ幸いです。
一つ確実に言える事は、皆様が靴を履いて見ているのと違い私は、その靴を自分の目線上で見て触り直しています。
お客様が気づいていない革の変化を私は、感じる事が出来る為何度も同じ靴と再会する時は、一工夫や一手間を加えてお返し出来るのです。
と話しは、ズレましたが笑
クラックは、修理が困難です。クラックにならない為のメンテをこころがけたいですね。
ただ私もクラックを満足いく修理方法を考え続けていきたいと思います。