レザーオールソールのオプション技術! ヒドゥンチャネル製法とは..? 

2023年3月20日

いつもAMOLIRを御利用頂き誠にありがとうございます。

早速ですが革靴の革底でこんな靴底見た事ありませんか?

あれ?靴底に縫い糸がない!もしかして縫われていない?

通常は、この様に縫い糸が見えているのに先程の靴には、ない!

もしかして接着でついているだけ?

って思う方もいるかもしれません。

もちろん靴底は、接着だけで付いている靴もあります。

じゃあ先程の靴もそうなのか?

そうでは、ありません!

実は、しっかり出し縫いを施してあります。

出し縫いの糸を隠す技術があります。

出し縫いの糸を隠すと摩擦による削れで糸への到達までの期間を伸ばせる特殊な技法になります。

あえてこの一手間を加えている革靴は、靴底にもこだわりがしっかりある良い革靴と判断出来る材料の一つです。

 

・接着のみで仕上げた靴底 →セメンテッド

・溝を堀縫い付ける仕上げ→オープンチャネル

・縫い糸を隠す仕上げ→ヒドゥンチャネル

 

では、ヒドゥンチャネル製法とは、どんなものか

作業をご覧下さい!

今回御依頼された靴は、こちらLloyd Footwear

革靴のオールソール御依頼です。

今回使用するレザーは、最高級レザーソールのレンデンバッハのレザーソールです。

レザーソールを貼り付けまで進めた後出し縫い位置までコバ面から刃を入れ開きます!

革をひらいたら溝を堀り出し縫いを施します。

開いた革に接着剤を塗り閉じます。

しっかり圧をかけて貼り付けて底面の多少の凸凹などを整えて仕上げます。

完成です。

他の靴もご紹介!

出し縫いが隠れている事でよりウエストラインがスマートに仕上がります。

革底が好きな方は、取り入れたいメニューと思います。

ヒドゥンチャネル製法は、レザーオールソールの料金にプラスのオプションになります。

ヒドゥンチャネル製法は、中々難しい技術になります。

しかし革底で履くなら出し縫いの糸を傷つける期間が伸ばせるしっかりしたメリットのある技術になります。

レザーオールソールをする際は、是非お試し下さい!


資材やオプションなどの種類価格を知りたい方は、メニューmaterialを参考にして下さい!

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