よいよ取り付け方の最終章になります。
では、前回の続きを御説明します。
前回は、スチール分を削りフラットになるようにビンテージスチールをつま先に合わせながら作業していきました。
今回からは、装着になります。
前回削った際糸もチャネルが浅い為糸も擦れています。
この場合当店では、仮止め要素も含めてスチールとつま先に接着剤を塗ります。
革の方は、一度目の接着で革が吸い取るので必ず二度塗りをします。
半乾きになったら位置を確かめながら付けます。
当店は、糸が切れない場合接着剤を添付しない場合もありす。スチールであっても履いていく事でスチールもいずれは、摩耗し交換が必要になる為接着剤により外れにくい事や古い接着剤も削り落とす為余分に交換の際つま先を削る事への対処として極力接着剤を使わずにしています。
スチールは、ネジでの固定になるのでしっかりきかせられれば接着剤がなくとも外れにくいのです。
装着したらキリなどで軽く穴をあけネジの道筋を作ります。
この軽くがすごく重要です。深く穴をあけすぎると革は、柔らかくネジをいくら回しても効かない場合があるのです。
逆に穴をあけずネジのみでも入りますが斜めに入ってしまったりする為軽い穴を作るのが凄く重要になります。
スチールの穴の位置は、変えれず全ての穴がネジが効かない場合外れてしまう要素を高めるので意外に一番慎重になる工程です。
そして5つネジを固定したら余ったスチール部分を機械で削り落とします。
個人でやられる部分で一番この削りが難しいかもしれません。ハンドリューターなどで根気良く削るしかないかもしれませんね。
先にギリギリまで切れるなら切ってしまいリューターで削るのが効率的かもしれません。
余計な部分を削らず削っていきます。
今回は、あえて若干スチールを残しました。
元々ツメがあった為その分を少し再現するようにスチールを余して仕上げました。
ツメとは、コバから少し爪のあるように仕上げている技術です。
スチールを削った為つま先部分は、ツメがなくなってしまうのでスチールでツメを表現して違和感をなくします。
最後にスチールのコバ部分をインクで塗って黒く仕上げるかスチールを塗らずそのままでいくかは、自由ですね。
当店は、塗らないでほしいって言われなければ基本着色します。
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そして完成がこちらになります。
最後にスチールを綺麗に仕上げて完成です。
メッキ塗装されていないナチュラルのビテージスチールは、普通に保管していてめ錆てきます。
当店も仕上げた際に綺麗にした後お客様にお渡しする時に錆が発生したりなどありました。
錆は、大気中に水分が存在している限り発生します。特にシルバーのluluスチールは、塗装されていないナチュラルなスチールな為発生するのです。
履いてしまえばアスファルトに擦れて錆は、取れてしまいますがそれまでの期間保管してると発生します。
そこで当店は、自然の原理ですが渡す際の見栄えも考え556より優秀なスプレーを購入!
ちなみに556でも錆び止めには、なります。
より強いスプレーを購入しました。556のメーカーさんから出されているスプレーですがこれにより錆は、極端に減少しさらに最後の仕上げの際の錆取りとしても優秀です。
ちなみにメッキ塗装されているスチール達も一度履けばメッキは、取れます。その為見栄えを気にする方は、556で磨いてみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
次回もお楽しみに。当店の御来店の際は、靴や鞄の疑問をぶつけてみて下さい笑
すぐに解答出来なければ調べてブログネタにしますので笑
では…