- All Sole -
オールソール(靴底交換)
オールソールとは ※税抜価格表記
(納期1ヶ月〜)
オールソールとは靴底全体を交換することです。
ソール(靴底)全体を張り替えるオールソールは、ビジネスシューズやワークブーツなど、様々な種類の靴に対応した修理方法です。レザーソール(革底)やラバーソール(ゴム底)スポンジソールなど、型や素材が様々あります。
靴の製法によって、オールソールを何回行えるかの違いはありますが、オールソールを行う目安は、靴底が薄くなったかなと思ったタイミングで行うことを推奨しています。
グッドイヤーウェルト製法
高級紳士靴イギリスやアメリカに多い製法で、すくい縫いでインソールにリブテープを貼りウエルトリブテープを縫い付けウエルトが剥がれないようになっています。その上でウエルトとアウトソールを縫い付けして仕上げてある堅牢な作りの製法です。
マッケイ製法
イタリアなどの軽くて履きやすい靴に
用いられることが多く、中底と本底を直接一緒に
縫い付けている製法。
ウエルトは、アッパーの縁とアウトソールに接着でついています。
セメンテッド式製法
靴と底本体を接着剤で張り合わせてある製法。接着のみの仕上げなので費用が安く収まりやすい。
またスポンジ系の厚みのあるフラットなソールを装着できます。
ステッチダウン製法
アッパーの革を外側に吊り込みウエルト代わりにして出し縫いを施す製法!クラークスに多い製法です。
ミッドソール交換の必要がある場合!
必要資材価格プラス料金
手縫い+¥8000-
機械縫いで縫える場合+¥4500-
ブラックラピド製法
グッドイヤー製法の様にウエルトを使用して中側で縫うすくい縫いをせずウエルトを使わずミッドソールを貼りマッケイ縫いで固定した後ミッドソールをアッパーより側面に幅を残しアウトソールを付け幅だししたミッドソールと一緒にグッドイヤー縫い(出し縫い)をする製法!
・ミッドソールがレザーで流用可能な状態
追加料金無しアウトソール料金のみ
・ミッドソールから交換が必要で元と同じ製法
必要資材料金+¥4500-
ブランドによっての特徴的な製法がある為再現出来る製法に関しては、費用が加算いたします。逆に特殊な製法であってもコストを下げる方法もあったりします。
リウェルト
ウエルトの交換
マッケイ式のウエルト
オールソール資材+¥3000〜5000-
グットイヤー式のウエルト
オールソール資材+¥10000〜18000-
オールソール資材のラインナップ
ラインナップの掲載は、メニューよりmaterialを参照下さいませ。価格とラインナップを掲載しています。
資材の種類価格は、material ←をタップ!
Menu一例
- レザーオールソール (グッドイヤー、マッケイ製法込み)
- ¥15,000〜
- グッドイヤー&マッケイ以外の製法
- 要相談
- オプション ヒンドゥン・チャネル製法(レザーのみ)
- +¥2,000-
- オプション 半カラス(レザーのみ)
- +¥1,500-
- オプション ミッドソール3mm両足1枚追加(革)
- +¥3,000-
- オプション ミッドソール4.0mm
- +¥4,000-
- オプション ミッドソール5.0mm
- +¥5,000-
- オプション リウェルト (マッケイ式)
- +¥3,000〜ストームウエルト¥4500-
- オプション リウェルト(グッドイヤー式)
- シングル+¥10000-ダブル¥15000-
- オプション 出し縫いハンドソーン(手縫い)
- シングル+¥6,000- ダブル+¥8000-
- オプション コルク増し
- +¥700-
- オプション 飾り釘 通常ライン無料
- 特殊または、オリジナル要相談
- レザーオールソールsetメニュー(オプションは、該当しません)
- オールソール以外も直したい場合1メニューに対して¥500引きいたします。
Gallery ~修理実績~
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オールソールの工程
Before
Process
1 ヒール部分の革を一枚ずつ
丁寧に剥がします。
一般的に3~4層になっているヒールを一枚ずつ丁寧に剥がします。
(革素材の場合は飛び出たクギも
抜きます。)
2 ステッチを機械で削り、糸を切断していきます。
ウェルトとソールをつないでいる縫い目を解くため、薄く削って切断していきます。
3 アウトソールを剥がしていきます。縫い付けてある糸を一つ一つほぐしながらすすめます。
一見地味な作業ですが、オールソールにおいては非常に重要な作業です。
4 シャンクの状態、コルクの状態を確認します。
シャンクとは靴における背骨のようなもの。程よい柔軟性があり、また湿気を吸ってくれるので高級品ほど天然素材が使われることが多いです。
シャンクが折れている場合は新しいものに交換し、貼り直します。
5 コルクを詰め直します。
隙間ができないようにしながら新しいコルクを詰めていきます。
6 新しいアウトソールを立体的にカタチ作ります
シューズは平面ではないため、ある程度の曲線をあらかじめつけてから革を馴染ませます。
7 新しいアウトソールと靴底両方に接着剤を塗布します。新しい革は、接着剤を一度塗っただけでは吸い込んでしまうため、接着剤は二度塗りします。さらに、最大限の強度が発揮できるよう、少し乾燥させます。
8 乾燥後、接着面をドライヤーで少し温めて、接着力を引き出したら、アウトソールを固定させます。
9 圧着機でアウトソール全体をプレスします。
プレスをかけることでソールをしっかり接着させます。
10 圧着機は靴のヘリの部分までは圧着できないため、ソールのヘリをハンマーで接着させていきます。
11 余分な革をカットします。
ウェルトがあるものは、ウェルトの仮留めも同時に行います。
12 余分な革をさらに細かくカットしていきます。
13 アウトソールの縫製する箇所に溝を入れます。この溝をしっかり入れないと、靴底がすり減ったときに縫製した意図が切れてしまうため、しっかりと溝を掘ります。
14 ヒールブロックを接着するかかと部分を接着力が高くなるよう、ソール表面を少し削ります。
15 縫製には麻糸を使いますが、麻糸の強度を高めるために、糸にロウをしみこませていきます。
16 いよいよ縫製です。一針ごとに、たるみなどが出ないよう、丁寧に縫い付けていきます。
17 縫製が終わったら、ヒールブロックを成型します。靴の形に合わせて削ります。
18 ヒールブロックを先に着色します。
19 色を調合し、ソールに手早く着色していきます。色の様子をみて、場合によっては重ね塗りをします。
20 着色後、光沢を出すために、コテで表面、コバを滑らかにし、面取りもします。ソールに防水ワックスを塗布します。(飾りコテを入れる場合はこの時点で入れていきます。)
21 ヒールブロック、ソール両方に接着剤を2度塗り、乾燥させてからヒールブロックを接着します。
22 ヒールブロックを靴の内側(インソールの下)から釘をうち、ヒールブロックを固定させます。
23 ヒールブロックを靴の形状に合わせてさらに削っていきます。
24 ヒールトップリフトの接着前に。ヒールブロック面を削ります。この削り方のわずかな差が、靴のシルエットや歩きやすさにもかかわってきます。
25 ヒールリフトを接着し、釘打ちをします。この釘が飾り釘にもなります。
26 ヒールリフトに着色をします。
27 ヒールリフトを面取りしコテで滑らかにしていきます。
28 コバ部分を着色していきます。
29 コバをコテで滑らかに仕上げていきます。。
30 最後に磨き上げて完成です。