パティーヌ
いつもAMOLIRを御利用頂き誠にありがとうございます。
今回は、革靴染めの中でも難易度が高い技法パティーヌをご紹介いたします。
当店通常
カラーリペア:色落ちなどで色が薄くなった革靴を元色を調合して塗り直しする(主に顔料を使い濃度でバランスをとります)
リカラー:革靴の色を変える!薄い色から濃い色に変える事が出来る!(主にアニリンorセミアニリン) 脱色後に染料で土台を染めて濃度の低い顔料で整える!
ここまでが今まで当店が紹介していたカラーの手法になります。
今回ご紹介するのは
パティーヌ:革靴を通常よりしっかり脱色をして本当のスッピンにした所に染料で色を何層にも重ねて染め上げることで、独特のムラ感を出す技法!
ただし本当の素革から染めるのと違い使用した革靴は、すでに何かしら染められた革なので脱色をしても素革の色には、なりません!その為どんな色でも出せるわけではないので指定した色味になる事は、不可能な事が多いです。
注意点
・強いスレや落としずらい汚れまたは、含みすぎた油質などがあると染め直しした際にその部分だけ染料を含み過ぎて濃くなってしまう。
・顔料系の革靴の場合は、パティーヌは不可になります。
・パティーヌは、染料仕上げなので仕上げり後のメンテナンス方法も変わります。(御依頼者様には、仕上がりの際に説明いたします。)
ミーティングをした上で雰囲気とイメージを頂きそこから作り上げていく形となります。
それでは、作業した作品をご紹介いたします。
Allen Edmonds
元色
パティーヌ後
ダークグリーンと黄緑でのパティーヌ染め
Jalan Sriwijaya
元色(すでに色がかなり落ちています)
パティーヌ後
陰影部分をつけた仕上がりです。
Magnanni
元色
パティーヌ後
なんとも言えない複雑な色味です。4色程使って重ねています。
自由に染めた感じになります。
Lokae
パティーヌ後
ミュージアムカーフと鼈甲(べっこう)をイメージして染めました。
革靴を見た目を変えるのは、単色だけじゃなく色々とあります。
是非機会があれば色が明るすぎて履かなくなったなどがあれば一度ご相談下さいませ。
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靴修理専門店 AMOLIR
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