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さて今回は、AldenのUチップコードヴァンの修理御依頼です。
依頼内容は、アッパー側面の外側と内側のひび割れに対してのチャールズパッチ御依頼と靴底のオールソール御依頼を頂きました。
コードヴァンのチャールズパッチは、コードヴァンを使用したい所ですが当店では、スムースレザー牛革で対応しております。
価格もコードヴァンを使うより抑えれますし着色をして元の革に寄せていく事がある程度可能な為チャールズパッチは、ヌメ革(素革)を採用しています。
今回は、片足外側内側にパッチを貼る為計両足4ヶ所でそこそこ面積もある為費用は、かかりますので出来るだけデザインっぽくミーティングさせて頂きました。
靴底は、レザーミッドソールありのダブルソールでダイナイトラバーソールに交換です。
オールソールとチャールズパッチは、今回は、同時進行で進めていきました。
4パーツ裁断して色合いの雰囲気を見ながら染料で染めました。
コードヴァンの特徴であるツルツルした革質に染料仕上げである事でのみずみずしさの奥にある染料独特の風合いがコードヴァンには、あります。
これに近づくには、普段行うセミアニリン(染料染め後顔料仕上げ)では色味が合わないしくもりが出てしまう為染料仕上げのみにしました。
染料は、顔料と違い塗り方でムラが出来てしまう為統一感は、ありませんが顔料では表現不可能な部分があります。
ですがやはりムラがある為靴クリームでの仕上がりのイメージをしながら色味を作りました。
つづいて次に革パーツが完成したらソールを先に仕上げていきます。
レザーミッドソール→ダイナイトラバーソールの順にソールを貼り付けて出し縫いをした所で
次に革パッチを4ヶ所接着して縫える所まで縫い付けます。
ここからオールソール靴磨きと一気に完成させていきます。
仕上がりがこちら….
中々うまく色味が合ったのでは、ないでしょうか?
牛革でもコードヴァンのような風合いを出すため革に着色以外の加工もしています。
また永く愛用してくれたら嬉しいですね。
それでは、また次回のブログをお楽しみに
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