BIRKENSTOCK スポンジオールソール 武蔵小金井

2019年2月16日

さて今回は、ネット注文で依頼を頂いたBIRKENSTOCKのオールソール交換依頼です。

結構古いお品らしくかなり削れが激しいですがなんとか形にしてみます。

今回のお品は、こちら

一見普通に交換出来そうに見えますが少し複雑です。

まずビルケンの靴は、嵌め込み型のラバーソールな為同サイズの純正ラバーでないと元には、戻りません。

なのでスポンジ板を使い上手く形成していきます。

側面ですがステッチダウン製法のような形でアッパーの革をウエルトがわりにして縫い付けます。ただしラバーのソールに縫い糸が見えている為ラバーの側面に溝を作りアッパーと縫い付け側面から糸が見えるようにしてあります。

一度バラしてスポンジを貼り付けて側面溝作って同じ様に縫い付けても良かったのですが、、、

ビルケン特有のコルクインソールがあると仮定してバラすのは、危険な感じがした為今回は、写真のようにラバーソールの縫い糸部分ギリギリを残してそこからスポンジソールを作り上げようと判断いたしました。

何故危険な雰囲気を感じたかと言うと靴の側面外側と内側に秘密があります。

こちらが外側

こちらが内側

一見気づきにくいですが内側の側面の方が曲線になっています。

外側は、曲線よりフラットな線に見えます。

これが気になったのです。

では、削って行きます。

やっぱり!!

ビルケン特有の踏まず部分が盛り上がっている形状が底面から見るとエッジになっているのです。

これ完全にアッパーとラバーをバラしていたら余計複雑化させてました。

ここからスポンジで形成を始めて元のラバーソールの厚みに合わせてスポンジを重ねて制作していき一番底に来る最後のスポンジは、ビルケン用のスポンジ板て仕上げました。

また5mmくらい残したラバーをウエルトに見立ててスポンジを付けた為スポンジの白と汚れたラバーの色合いが違い過ぎてしまう為スポンジ色に合わせてラバーも着色いたしました。

仕上がりがこちら

お客様も大変喜んで頂けたので私も満足満足です。

こうゆうスポンジ板を使った形成するタイプのオールソールは、当店も依頼がちょいちょいあります。

よくあるのがウレタンソールが加水分解(劣化)してボロボロになる靴とかです。

完全にソールを取り

型を立体的に作り上げていきます。

まずは、頭でシミュレーション!!

スポンジ貼っては、削り

バランス調整しながら

形を仕上げます。

完成

こうゆう風に紳士革靴と違って立体的に高さバランスを手の加減で仕上げて行くタイプのオールソールは、中々難しいものですがこうゆう作業が想像力と器用力の能力を上げてくれるので大事な作業です。

こうゆう作業が出来るとお断りされるような靴もカスタム感覚で直せます。

ただししっかりとしたお客様との打ち合わせが必須です。

こういった靴も是非当店にお持ち下さいませ。